監視社会で生きる人々



あらすじ

xx年。世界は疑心暗鬼という化物が蔓延し、個人のプライバシーより犯罪防止が最優先される社会になっていた。逮捕者は見せしめのごとく個人情報や身体的な特徴(全裸写真)が公開され、市民も店内から更衣室に至るまで監視カメラだらけの中での生活を虐げられた。そんな時代に生きる女子高生の絵玲奈は、とある疑惑に巻き込まれて監視をされることになる。自宅でありながらも、隠しカメラが仕掛けられている可能性に怯える生活。そしてその着替えやトイレの様子をじっと監視する人々。全く立場が違う二人だったが逮捕だけは避けたい思いが同じであることをまだ知らない。

小説